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総括2006。 

最後に2006年記憶に残った曲10曲を。
ちなみに、今年聴いたものということで発売日が今年ではないのもあります。

危険すぎる/浅井健一
ブラックアウト/東京事変
しるし/Mr.Children
Dani California /Red Hot Chili Peppars
C'm'on Let's go!/BARBEE BOYS
Virtigo/U2
そのTAXI,160km/h/Nico Touches The Walls
Rebel Rebel/David Bowie
WEEKENDER/吉井和哉
Achilles Last Stand/Led Zeppelin

選んだのはこの10曲。
今年も新旧含め洋邦ともに素敵な音楽に出会えたかなあと思います。
それもこれも、ミュージシャンの活躍と、ブログ仲間さんとの交流によるもの。
特に、リンクをつけさせてもらっている方々には、多大な影響を受けました。
図々しくも来年も参考にさせてもらおうと思っています。
お互いにより良いブログ作りに励んでいきましょう。

では、来年も宜しくお願いします。
そして、一年ありがとうございました。

今年のオススメの一曲。
危険すぎる/浅井健一

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最後の叫び! 

今年最後の名盤発掘!
最後に相応しいのか相応しくないのかは別にして、
今回紹介するのはNIRVANAの「In Utero」。

前作「Nevermind」の大成功の後、
スティーヴ・アルビニをプロデューサーに向かえ、
原点である荒々しく暴力的なグランジサウンドに回帰したアルバム。
ポップさは薄れ、NIRVANAの本質をそのまま抽出したような濃度。
当然のごとく賛否両論を巻き起こしました。
しかし、作品のまとまりは彼らの中でも随一。
全体を通して鬱々とし、ネガティブでヘヴィー。
歌詞も、嫌悪、自虐、皮肉などが異常なほどネガティブ。
その頃のカートの精神の崩壊具合がかなり強く現れています。

この頃奇行も目立ち始めていたカートですが、
このアルバムをリリースした一年後、命を絶つことになります。
「Nevermind」の特大ヒットにより、今までの立場が急変。
精神病を患っていたし、薬にもかなり溺れていた。
そのことにより、自らの思うところと、周りからの期待とのギャップに、
彼の精神力では耐えられなかったのでしょう。

そのことを予言していたかのような「All Apologies」の歌詞。
 太陽の光のもとで
 日の光のもとで
 俺はひとつになった気分
 太陽の光のもとで
 火のはかりの中
 俺は結婚し
 埋葬される
この部分には全てを悟っているかのようにも思わされます。
そして、この曲には今までのNIRVANAとは違う美しさがあります。
物静かで淡々としながらも、激しく燃える。
それがなんとも言えない憂鬱感と哀愁を感じさせ、
また死の重みを感じさせます。
この一曲無しにNIRVANAは語れません。

今では色々な書籍や、フィルムが出ていますが、
それらを観るくらいならこのアルバムを聴きましょう。
後付の内容よりもリアルで生々しい音がそこにはあります。
カートの最後のあがきであり、叫びであり、悲鳴であるこのアルバム。
いきなりこれとは言いませんが、
NIRVANAを聴くのであれば是非とも聴いて欲しい一枚。
何か胸を打つものがあるはず。

今日のオススメの一曲。
All Apologies/NIRVANA

勝手にしやがれ! 

通常の名盤発掘!
今回はパンクロックの代名詞Sex Pistolsの邦題「勝手にしやがれ!!」こと、
「Never Mind The Bollocks Here's The Sex Pistols」を。

ピストルズといえば、ツンツンに立てた髪や、
ボロボロの服に安全ピンなどのファッション、反社会的な言動、
そして、3コード、テクを無視した3分ほどの勢い重視の楽曲など、
パンクのあり方を確立させました。
そして、ジョニー・ロットンとシド・ヴィシャスという、
スターを誕生させたバンドでもあります。
特に途中加入のベーシスト、シド・ヴィシャスは日本でも絶大な人気があり、
その波乱万丈な生き方に魅せられた方も多いようです。

短い活動の中で生み出されたオリジナルアルバムはこの一枚のみ。
ひたすら疾走するポップな楽曲ばかりで、メロディが明るくキャッチャー。
聴いていてテンションが上がることは必至。
そして、歌詞が非常にスキャンダラスで痛快。
特に代表曲「God Save The Queen」と「Anarchy In The U.K.」は、
最高にブッ飛んでいて痛快を通り越し爽快。
特に「God Save The Queen」では、女王は人間ではないとまで言い放った。
しかもタイトルを伏せられて尚、ヒットチャートを駆け上がったそうな。
そして、この一枚でファッション、音楽性、生き方、様々な影響を後に残した。
名実共にパンクというものを、
表舞台に引き上げた歴史的名盤であることは間違いない。

シド・ヴィシャスの死により、過大評価されていると言われがちだけど、
決してそんなことは無い。
そんな凄いブームが起こった原因には、
やはりその楽曲に潜む凄まじいパワーがあるからだと思う。
ジョニー・ロットンの巻き舌を多用したヴォーカルに加え、
身を削るごとく激しく、勢いのある音に仕上げている。
その後すぐに解散するのがわかっていたかのように、
全てを注入したように思える。
バンドが続いていたとしても、この勢いのままでは長くは持たなかっただろう。
そんな満身創痍な状態で、作られたんだからパワーは生半可なものではない。
どれだけ付け足しても言葉じゃ足りないくらいに凄まじい。

ロックを聴く上で避けて通ることは出来ない歴史的一枚。
まだ聴いたことが無い方は、是非若い内に。
そして、発せられるパワーを全て体で受け止めて、衝撃を受けてください。

今日のオススメの一曲。
God Save The Queen/Sex Pistols

rockin'on年間ベスト・アルバム。 

今日のオススメの一曲。
ロージー/The Roosters

いきなりオススメの一曲。から入りましたが、御気になさらず。

今日、「rockin'on 2月号」を買ってきました。
今月号は2006年のアルバム特集が組まれています。
それで今年発売のアルバムが50枚挙げられていたわけですが、
予想通り1位はレッチリ。
そしてモンキーズ、ストロークス、トムヨーク、マイケミ、ジェット、
友達とこれは絶対上位だろうと予想していたのがほとんど10位以内。
そういった意味では、妥当だし無難なチョイス。
2006年の話題作や大作はほぼ網羅しているかな。
他誌ではどうかというと、「MUSIC MAGAZINE」を見てみると、
洋楽ではディランが、邦楽ではコーネリアスが1位。
やっぱ、年末の総括ってその雑誌によって全然違うし、特色が出て面白い。
色々読むことで本当に良かったアルバムが絞れてくる。

年末ということもあってわざわざ買いに行くのは億劫って人のために、
一応ランキング乗せておきます。
まだ買ってない人の楽しみが減ってしまうかも知れないけど、
以下が1位~10位の作品。

続きを読む

愚か者! 

「今年を振り返ろう」企画のアルバム紹介は、今回で10枚目。
キリが良いということで、一先ずこれでおしまい。

ラストを飾るのは、チバさんの新バンドThe Birthdayの「Rollers Romantics」。
チバさんの引っかくような荒々しいギターと、
テクニカルで甲高く泣き叫ぶようなイマイさんのギターとのツイン、
ストレートで硬質なキュウさんとヒライさんとのリズム隊。
何年もやり続けているかのような安定感と安心感。
手応えがあるのか、それぞれが活き活きし、
熟成されたバンドのようにどっしりと存在感がある。
そしてチバさんの声はROSSOを経て、苦味と深みを手に入れた。
時に暴れるように、時につぶやくように、
その声は自由自在に曲の中を走り回る。

流れがあり1時間という時間を感じさせずに、すんなり聴くことができる。
全ての曲がここだという場所にいる。
特に「春雷」と「Sheryl」みたいなロックバラードともいえる名曲を、
2曲もアルバムに入れられるのが強み。
1曲でも充分に存在感があるのに、2曲あることでより印象的になる。
そしてシングルの「stupid」、「KIKI The Pixy」はアルバムでも浮くことなく、
発火装置になっているし、掴んでくれるし、飽きさせない。
シングル曲として充分以上な仕事をしている。

ミッシェルのひたすら男臭さとガレージを突き詰めたようなものとも、
ROSSの濃厚な世界を構築し、衝突の中から音楽を生むのとも違う。
ビートが利いていて、軽快で、小気味良くて、フレッシュ。
そんなカッコイイバンド。
ミッシェルをリアルタイムで経験していない自分にとっては、
The BirthdayもミッシェルもROSSOも同じくらい衝撃がある。

今日のオススメの一曲。
Sheryl/The Birthday

ショッキング! 

「今年を振り返ろう」企画。
いよいよラストスパート。

今回はJUDEのベスト盤「SHOCKING BLACK」を。
オススメはこのアルバムの初回盤。
JUDEのキャリアを網羅した一枚目。(通常盤はこれ一枚のみ)
未発表音源を詰め込んだ二枚目。
そして、PVとライブ映像の入ったDVDの三枚目。
どれもベンジーのロックが詰まったような作品で、
ファンであってもなくても、楽しめる無いようになっています。

もちろんJUDEの総括である一枚目は全体像をみることが出来るし、
単純にロックの良さを再確認できる内容となっていて、
ものすごく良いのだけれども、二枚目はもっと凄い。
未発表曲だけが6曲も入っている。
それだけあるとどうしても捨て曲のような曲があってもおかしくないけれど、
どれも一枚目に選ばれた曲にも匹敵するような出来。
特に、T-REXのカバー曲「20TH CENTURY BOY」はオリジナルに匹敵する。
原曲の良さはさることながら、ベンジーとボランの相性がここまでいいとは。
この後、ソロでDavid Bowieをカバーするのだけれどもやはり相性がよかった。
ベンジーの危うさを持った声とか、危険な存在感は、
グラムと相性が良いのかも知れない。

このアルバムに収めれれた全ての曲における、
ギターも、声も、詩も、全部ロックそのもの。
やっぱベンジーが作り出すものは全てロックになってしまう。
しかしJUDEはJUDEである以上、他のバンドには成り得ない。
BLANKEY JET CITYのようなスリリングさと、あの三人でのマジックは無いし、
SHERBETSのような怪しくて不安定な美しさは無い。
しかし、「アクセル」や「シルベット」みたいなキラキラした感じは、
他のバンドでは決して味わえない。
JUDEの入門盤としても、ベンジーの入門盤としても、大推薦の一枚。
もちろんロックの好きな人は、満足できると思います。

今日のオススメの一曲。
シルベット/JUDE

圧倒的! 

そろそろ終わりに近づいてきた「今年を振り返ろう」企画。

とにかく今年は大物から新人まで、
洋楽大作や話題作が次々とリリースされた印象があります。
Strokes、Arctic Monkeys、Primal Scream、Thom Yorke、Beck、
そして編集盤ではThe BeatlesやOASIS、U2などなど、
一年間通して話題作がリリースされました。
そんな中忘れてはいけない、いや忘れられないのがRed Hot Chili Peppers。
間違いなく「Stadium Arcadium」は、今年を代表する一枚でしょう。

2時間を越える2枚組み全28曲。
その気合の入れ方は半端ではない。
次々と繰り出される、ファンクでロックでメロウでキャッチャーなその曲達は、
4年間ためてきた気合を空回りさせること無く、
ガッチリと組み合ったスクラムのごとく隙が無い。
全曲名曲といっても過言ではない。
圧倒的なボリュームに面食らってしまうかもしれないけど、
聴き込めば聴き込むほど、完成度の高さに驚かされる。
そして尚且つ、今までよりもラフな感じで楽にやっているようにも思える。
それが出来るのは、今までのキャリアがあってこそなんだろうけど、
ただ単にマンネリ、画一的とはなっていないのがレッチリの凄さ。
アンソニーのヴォーカルも、ジョンのギターも、
フリーのベースも、チャドのドラムも、未だに変わり続け進化している。

収録曲の「Dani California」は日本ではDEATH NOTEの主題歌にもなった。
しかし、そんなことより凄いのがPV。
歴史に残るロックスター扮するメンバー。
Beatles、Bowie、Pistols、Nirvanaなどなど、
ちょっとでも洋楽をかじった人ならわかるこのネタの数々。
年をとっても、やっぱどこかで「チ〇コソックス」的な馬鹿さも持っている。
でも、そこがまたカッコイイ。

07年には来日公演があります。
グラミーでも6部門ノミネートされています。
まだまだ勢いは止まりません。

今日のオススメの一曲。
Dani California/Red Hot Chili Peppers

のだめ。 

ドラマ「のだめカンタービレ」が遂に大団円。

自分としましては今クール、いや今年一番のドラマでした。
何度も言うようですが、堅苦しいイメージを与えることなく、且つ楽しく、
音楽の素晴しさを表現したドラマだったと思います。
始まった当初は、キャラのあまりの弾けっぷりに圧倒されましたが、
毎回毎回、エンディングの「ラプソディ・イン・ブルー」が流れるときには、
感動と充実感が押し寄せてきていました。

今回の最終話での、最後の演奏はやはり感動。
今までのシーンと共に流れる壮大な曲は、感慨深い。
また臨場感溢れるその演奏に、
まるでその場にいるかのような錯覚を起こしました。
まさに最後に相応しい演奏でした。
これで、終わってしまうのは実に寂しいのですが、
マンガも絶好調、そしてアニメも始まるようですし、
まだまだ止まることはありませんね。
そして、スペシャル特番があればいいなあ。

月並みですが、「のだめ」最高です!

今日のオススメのもう一曲。
ラプソディ・イン・ブルー/のだめオーケストラ

踊れ! 

「今年を振り返ろう」企画発展中。

今回は、BOOM BOOM SATELLITESの「ON」を。
海外、特にヨーロッパ方面での活躍が目覚しい、
このユニットの名前は以前から知っていたんですが、
CMで流れていた「KICK IT OUT」と「PILL」で一目惚れ。
そしてこのアルバムで初めて彼らの音に触れることが出来ました。

テクノ、ダンス方面のサウンドを中心とするユニットのようですが、
このアルバムを聴く限りではかなりロック寄り。
勝手に体が動くようなダンスビートに乗っかったロックサウンドは、
ただひたすら気持ちが良く、カッコイイ。
新たなデジロックとも言えるオリジナリティ溢れる音楽性は、
一撃必殺の力をも持っています。
そして英詩のループ感と、神々しいまでにエフェクトの掛かった声は病み付き。

やはり、タイアップ曲の「KICK IT OUT」と「PILL」は特筆すべきほど。
両曲共に、ダンスビートにロックサウンドを乗せるという点では、
なんら他の曲と変わりは無いのですが、
その弾けたノリとテンションの高さには凄みを感じさせます。
そして、他の曲よりもデジタルサウンドから離脱させ、
ロックサウンドが強調されています。
今聴いても、一目惚れしたときの衝撃は薄れていません。
それほど、衝撃的だった曲です。

BOOM BOOM SATELLITESの最高傑作とも言われるこのアルバムは、
それも納得の濃さと凄さを持っています。
ダンスビートが好きな人も、ロック好きな人も楽しめるであろう一枚。
デジタルによるロックの進化。
新たなロックの可能性。
是非。

今日のオススメの一曲。
KICK IT OUT/BOOM BOOM SATELLITES

笑いの盛典2006。 

企画途中にちょっぴり日記。

M-1グランプリは今年も大盛り上がりでした。
毎年応援している笑い飯は今年も残念ながら優勝できませんでしたけど、
今年の優勝コンビのチュートリアルはかなり面白かった。
去年に引き続き関西勢の優勝は、関西人としてはなんだか嬉しいです。
ブラックマヨネーズもチュートリアルも、
関西ローカルのテレビではかなり出ているし、
東京の芸人さんよりも肌に合うというか、身近に感じるというか。
まあ、好きなんですね。

それにしても、今年のチュートリアルはずば抜けていましたね。
他の組よりも圧倒的に笑いやすい空気でしたし、
紳助さんが言っていた「爆発」というのも、
このチュートリアルが成し遂げましたし。
まあ、何よりもネタが単純に面白かったです。

また来年も楽しみです。
そして来年こそは、笑い飯が!

今日のオススメのもう一曲。
クリスマス/JUDY AND MARY

氷もほっときゃ流れるぜ! 

「今年を振り返ろう」企画展開中。

一年間を通して復活組みや、新バンドが活躍した2006年。
ベンジーや、吉井和哉さん、THE BIRTHDAY、コーネリアスなどなど、
一年を通して、過去に一時代を築いたミュージシャンの再活動が活発でした。
その中でも、一番異色を放っていたのは、もちろんクロマニヨンズでしょう。
ハイロウズというバンドを去年解散し、今年に入りベストを発売。
そしてヒロトさんのソロをはさみつつ、
謎のバンドとして夏フェスで姿を現したのがこのクロマニヨンズ。

そして今回の一枚がザ・クロマニヨンズの「ザ・クロマニヨンズ」。
もちろんヒロトさんとマーシーがいる限り期待してしまうんだけど、
その期待を裏切らない出来。
今まで以上にストレートなロックンロールを掻き鳴らし、
歌詞にしろ、音にしろシンプル且つ大胆。
ひたすらロックンロールを突き詰めた印象がある。
「タリホー」でみせたハチャメチャ感と高揚感は、
見事にアルバムに昇華され、激しくもあり優しくあり、
新たなファンの心をも掻っ攫うかのように、抱擁する。
THE BLUE HEARTSから変わらぬ男二人の現在形のロック。

不必要なものは全て削ぎ落とされ、まっさらなバンドにすることによって、
今までの活動をリセットし、またスタート地点からの船出となる。
しかし、スタートに戻ってもまたすぐに猛スピードで追っかけてきて、
聴くものの耳に突き刺しに来る。
今も昔も変わらない精神を新たな装いで届けに来る。

やっぱ、ヒロトさんとマーシーは一生ずっと同じ舞台で
ロックンロールを生み出し続けるんだろうなあ。
そうでなくても、そうであって欲しい。

今日のオススメの一曲。
土星にやさしく/ザ・クロマニヨンズ

放射せよ! 

「今年を振り返ろう」企画進行中。

今回は、ROSSOの「Emissions」。
このアルバムは収録曲数4曲のみで30分を超えるという、
大変スケールのでかい濃い一枚。
全ての曲が5分以上、内二曲が10分を超えるというものですが、
だれることなく、ひたすら前衛的。
タイトル通り、アルバム自ら直接的に訴えかけてきます。
そして30分間という時間を感じさせない勢いと深さがあります。

静と動のメリハリと、尖った演奏が独特の緊張感をもたらし、
一つ一つの楽器が、他の楽器と戦っているかのよう。
もちろんチバさんの声も、攻撃的でありながら、深さも持ち合わせています。
主張しまくって、ヒリヒリした空気感と最強のグルーヴ。
今までのROSSOには無かった、バトル感。

そして全曲、ロックとは如何なるものかみたいな
アイデンティティーがギッチリと詰まっています。
今までのROSSOとはベクトルの向きは同じでも、始点が違っていて、
たどり着いたところは全然違うところでしたみたいな。
静寂に潜む狂気や、正常の中の不気味さ、
そういった対比的なものをロックに昇華させているように思います。
そんなアプローチの違いが今までのアルバムよりも、
深くて、濃いものへと導いたのかなと。

残念ながら、こんなにも凄まじいアルバムを作っておきながらも、
これを最後にROSSOは活動休止に。
充分に充電してから、また活動して欲しいです。
そしてまた凄まじい作品を。

今日のオススメの一曲。
発光/ROSSO

ファンク、ラブ! 

「今年を振り返ろう」企画、まだまだ継続中。

今回は3月に発売したASIAN KUNG-FU GENERATIONの「ファンクラブ」を。
発売日一ヶ月前からずっと楽しみにしていたこの一枚ですが、
その期待を裏切らない内容と成長を見せてくれました。
正直、前作の「ソルファ」とは桁違い。
「君繋ファイブエム」のような初期衝動による爆発感から一皮も二皮も剥け、
テクニックやアレンジが格段にパワーアップしています。
勢い一辺倒でもなく、エゴに走ったわけでも無い。
非常にバランスの取れたポジションを保っている。
いわばアジカンの今のポジションにおける名刺代わりの一枚。

それが躊躇に現れているのが、1曲目の「暗号のワルツ」や、
シングル曲「ブルートレイン」、中軸となる「センスレス」。
今までアジカンのアルバムの1曲目というと、
最初からブッ飛ばして爆発させるといった感じでしたが、
このアルバムでは、まるで入り口に誘うかのようにワルツを刻む。
決して爆発感が無いわけではないのですが、
今まに無かった軽快なリズムと一音一音を大事にした演奏が、
今までのアジカンと違うということを感じさせます。
そして、「ブルートレイン」のイントロの部分。
グルーヴ感があり、革新的なプレイに魅せられました。
アジカンの成長を存分に味わえる一曲。
特にドラムは必聴。
「センスレス」は、ヘヴィーなイントロからして最高。
グルーヴ感もこのアルバムの中でもトップクラス。
次々と変わりゆくリズムや曲調、その展開は素晴しい。
パワフルであり、綺麗であり、社会を風刺し、現代人を肯定する。
とにかく、アルバムのハイライトのひとつ。

全体として、今までとは比べ物にならないほど、
バンドとしてのグルーヴ感を出しています。
本人が最高傑作と称するのも納得の出来。
歪んだツインギターは単純に気持ちが良いですし、
グルーヴを支えるベースもしっかりしています。
そしてドラムは、アジカンの一番の魅力といっていいほど。
UKの香りもしますが、日本の若手バンドの中ではトップクラスの存在感。
今年リリースされた彼らの作品の中でも、一番の出来。
「君繋ファイブエム」に並ぶ、傑作。

今日のオススメの一曲。
センスレス/ASIAN KUNG-FU GENERATION

輝け! 

とりあえず「今年を振り返ろう」企画を引き続き。

今回はJETの「Shine On」。
このアルバムはなんと言っても、
ぶっといギターリフと軽快なリズムが魅力のロックナンバーと、
美しすぎるバラードとのコントラストのバランスが非常に素晴しい。
古き良きロックンロールのいいとこ取りで、
ロックが好きな人なら誰でも楽しめる作品なんではないでしょうか。

iPodのCMに使われた「Are You Gonna Be My Girl」は収録されていませんが、
それを踏襲したロックンロールナンバーは、まさに現代におけるロックの手本。
昨今、様々な新人がデビューしている中、
彼らほどストレートにロックを掻き鳴らすバンドは多くは無い。
そして、先ほど挙げたぶっといリフ。
それだけでも充分気持ちがいいんですが、メロディもすこぶる良い。

そのメロディの良さをよりわかりやすく聴けるのが、
アルバムの3分の1以上を占めるバラードナンバー。
特に「Shine On」は出色の出来。
もうメロディから歌詞まで美しく感動的。
彼らの最高傑作といっても過言ではないです。
ロックバンドのアルバムとしては、しかもまだセカンドアルバムで、
3分の1以上がバラードというのは少し多いような気がするでしょうが、
メリハリのある流れのせいか、中だるみすることも無く、
スラッと聴くことが出来ます。

革新的な凄さは無いこのアルバムですが、
Oasisの「(What's The Story) Morning Glory?」がそうであったように、
単純に曲の良さだけで充分評価が出来るアルバム。
ただひとつ難点を挙げるとすれば、
これほどアルバムをセカンドで出してしまったこと。
これからは大きな壁が立ちはだかることでしょう。
でもそんなプレッシャーを押しのけ、
更に昇華させたアルバムを作ることが出来る力を持ったバンドだと思うので、
これからも、期待し続けたいいなあと。

今日のオススメの一曲。
Shine On/JET

中休み。 

本日は、「今年を振り返ろう」企画はお休み。
ということで久し振りの通常記事。

今日は、椎名林檎さんのインタビューが載っているということで、
ROCKIN'ON JAPAN一月号を買って参りました。
表紙を飾り、フォトを含めると丸々20ページ以上を独占している気合の入れ様。
「平成風俗」製作までの経緯や、
今までのアルバムとの因果関係、今までのスタンスなんかを、
かなりのボリュームで対談形式で掲載されているわけです。

「無罪」がロングヒットを記録し、その後もヒット曲をリリースし続け、
一種のブームの最中「勝訴」がリリースされた。
爆発的な売り上げがあったけれども、正直ヒットシングル目当ての人が、
アルバムとしての「勝訴」を突きつけられたら、正直きついのかな。
そして極めつけは「加爾基 精液 栗ノ花」だと。
「ここでキスして。」みたいなのを期待していた人からすると、
もうついていけないような気がするのも納得。
と、このような文章を以前どこかで見かけた。

でも、今となって降り返って考え直すと全部、
それこそその頃を切り取ったものであって、どれにも嘘偽りは無い。
そして、どれも意味の無かったものは無いんだと。
それどころか固定観念が薄れていくにつれ、
その本質が見えてくる深い作品ばかりだったと。
「加爾基 精液 栗ノ花」があったからこそ、今のイメージがあって、
「さくらん」の音楽監督をすることになった。
そのイメージがあるからこそ、映画のイメージと一致させられるんだなと。

そして、今回のインタビューを読んだことによって、
映画に対するベクトルにブレが無いんだと感じ取ることが出来ました。
別に事変を辞めるとか、ソロに専念するとかじゃなくて、
ただ単に今やりたかったことがちょうど映像との合体であって、
なんら今までとの違いはないということです。
ただやりたいことをやる。
そして、こちらは心配することは無いなあと。

とりあえずは、ひたすらCD発売を待つのみ。

今日のオススメの一曲。
ポルターガイスト/椎名林檎

期待の新人! 

「今年を振り返ろう」企画開催中。
これは今年一年で印象に残ったCDを紹介していこうという企画。

第二回の今回はNICO Touches the Wallsの「runova×handover」を紹介。
一年間を通してこのサイトでも大プッシュしていたバンドですが、
今年の初めに「成人前夜」というワンマンライブを開催して以来、
1stminiALBUM「Walls Is Beginning」をリリースしたり、
SSTVや、各種サイト、雑誌などで特集が組まれたり、
ROCK IN JAPAN Fes.、SUMMER SONIC等の夏フェスに出演したりと、
大躍進を果たした一年を締めくくるに相応しいアルバムが、
この「runova×handover」。

前作「Walls Is Beginning」よりもバンドとしてのまとまりがあり、
一音一音が研ぎ澄まされていて、演奏技術も上がったように思われます。
前作譲りの爆発力はそのままに、洗練されたアレンジと、
持ち前のメロディメイク力は、インディーズシーンの中でも突出しています。
特にNUMBER GIRLを髣髴とさせる轟音とフックの利いたリフが絡む様は魅力。
特に「アボガド」「泥んこドビー」「3年目の頭痛薬」は必殺です。
そして、今作はミディアムテンポの曲の出来がものすごく良い。
「梨の花」「僕がいなくても地球は回る」は、
日本人の琴線に触れるようなメロディで澄んだイメージ。
歌詞も良く練られていて抜群。
前作よりも開けた印象。

若干21歳。
まだまだこれからのバンドですが、新人としては破格のバンドです。
インディーズの中でもかなりの実力派。
NUMBER GIRLやアジカンが好きな方は是非とも。

今日のオススメの一曲。
アボガド/NICO Touches the Walls

大人! 

今年も残すところ2週間となり、そろそろ一年のまとめをしようかなあと。
てことで、本日から「今年を振り返ろう」企画開催。
一日一枚ずつ今年発売したお気に入りのCDを紹介していこうかなと思います。

いきなりですが初めの一枚。
今年1月にリリースされた東京事変の「大人」。

前作「教育」よりバンドアンサンブルを意識した作りで、
非常にまとまりがあって聴きやすいアルバムになっています。
タイトル通り大人な雰囲気が醸し出され、
ロックサウンドのみならず、ジャジーな曲や、ボサノヴァ風な曲、
そして大作バラードと多種多様なベクトルから次々と放たれる名曲群。
この一枚で、東京事変というバンドの表現の幅が大分広がったように思います。
そして、椎名林檎さんという強烈なキャラクターがいるバンドということで、
林檎さんにどうしても目が行ってしまいがちですが、
このアルバムは比較的他のメンバーの色が濃いかなあと。
作曲比率で言うと、11曲中3曲が他のメンバーの作曲、そして1曲が編曲。
その曲達は、林檎さん作曲によるものとなんら変わりないクオリティ。
特に、ライブDVDのリード曲となっていた亀田さん作曲の
「スーパースター」「透明人間」はポップで、非常に気持ちがいい。
ポピュラリティーとアーティスティックな部分が絶妙に絡み合っています。
そして、このアルバムからギター及び鍵盤のメンバーが変わったことにより、
ギターの音や、鍵盤の音が主張していて自ずと耳がそちらに傾いてしまいます。すでに浮雲さんと伊澤さんは事変にいなくてはならない存在に。
そのことで、他のメンバーの色が出ているように思えるのかもしれません。

そして、一枚通して流れるような展開が聴くものを飽きささない。
アルバム一枚が一曲のようにそれぞれが繋がっている。
特に、「歌舞伎」~「ブラックアウト」への流れは圧巻。
バンドアンサンブルの極みとも言える、
ひたすら魅せることに特化した「歌舞伎」から、
「ブラックアウト」のイントロのドラムに繋がる瞬間は鳥肌物。
アルバムのハイライトのひとつです。
色んなタイプの曲を演奏しても、
やはりロックバンドだなと思わせたのがこの「ブラックアウト」。
「遭難」を髣髴させる疾走感があり、
初めて聴いたときから耳に残るキャッチャーさも兼ね揃えています。
今年一年、何度も何度も繰り返し聴いた一曲。
そして今年発売したアルバムの中で、一年を通してずっと聴き続けてきた一枚。

名盤発掘!の延長線上ということで、
数日架けて今年を振り返りつつ一枚一枚紹介していこうかなと思います。
名盤発掘!と同様一度は聴いて欲しいというコンセプトでやりますので、
興味があるのからドンドン聴いてみてください。
是非!

今日のオススメの一曲。
ブラックアウト/東京事変

スウィング! 

名盤発掘!
今回は「SWING GIRLS オリジナル・サウンドトラック」を。

何故、今回はサントラなのか。
それはただ単に素晴しいものを紹介したいが為。
単純に音楽に気軽に接して欲しいということでこの一枚。

まずこのサントラを聴く前にすべきこと。
それは当たり前のことですが、映画「SWING GIRLS」を観ること。
ただそれだけ。
そうすれば、隅から隅までこのサントラを楽しめるはず。
映画自体も、音楽との関わりの素晴しさが描かれていて、
音楽好きなら一度は観ておきたいもの。
ビッグバンドを題材にした映画だけあって、
他の映画よりも何倍もサントラとしての意味があります。

収録曲も、「A列車で行こう」や「故郷の空」、
「イン・ザ・ムード」「シング・シング・シング」など、
有名且つ聴き易い名曲尽くしといった感じ。
ジャズやビッグバンドとは、映画の台詞でもあるように、
「ワイングラス片手におっさんが聴くもの」と言った偏見というより、
難しそうなどという固定観念を誰しもが持ってしまいがち。
でも、このサントラから入ると、
「ジャズってこんなに楽しいんだ!」と思えるはず。
そして、ジャズやビッグバンドに興味を持ってしまうんじゃないでしょうか。

演奏は、映画で演じていた役者さん本人による演奏。
撮影までの期間で必至に練習を積み重ねられたようです。
かなり上達しておられます。
だからといって、プロの演奏者のようになれるはずが無い。
というより映画を観た方ならば、
そんなことは重要でないことがわかっているはず。
あの最後の演奏シーンの興奮がまた味わえることは間違いないです。

そして、もうひとつの魅力。
それは、映画のシーン随所で使われていたアコースティックギターの演奏。
これが、非常にリラックスできる美しい曲ばかり。
集中したい時や、お洒落なカフェなどBGMとして活躍しそうなほど。

映画を観た人にはもちろんのこと、
まだ観ていない人は映画共々オススメします。
音楽が好きだと言える人には是非。
美しい青春と音楽の素晴しさを。

ちなみにボーナストラックは映画を観た人には強烈な印象を与えたあの曲です。

今日のオススメの一曲。
SING SING SING/SWING GIRLS AND A BOY

8823! 

名盤発掘!持ちつ持たれつ第22回目。
今回はスピッツの「ハヤブサ」。

一曲目の「今」では、静寂から鳴り響くアコースティックギター。
いつものスピッツと思わせつつ、そこから疾走感のあるメロディに様変わり。
突如現れるうねりまくるエレクトリックギターも聴き所。
力強くも、切ないオープニングナンバー。
とまあ、いきなりロックな一面を見せてくれるアルバム。
それもそのはず、このアルバムはスピッツの中ではロック色が強く、
続くナンバーも、音色からして骨太なものが多いんです。

特に「8823」はアルバムのタイトルナンバーというだけでは、
済ませるわけにはいかない。
軽快なリズムを刻むギターとドラム、
綺麗なメロディを演出するリードギター、バックを支えるベース。
これらが合わさり淡々と階段を昇っていく様な前半部分。
そしてRADIOHEADの名曲「CREEP」のごとく、サビへと発展する最高の瞬間。
爆発感がありノイジーで胸に突き刺さるようなサビ。
間奏部分だけを切り取ってもメロディと展開が素晴しすぎる。
まさに大名曲。

単純に楽しめる湿っぽさが気持ちいい「放浪カモメはどこまでも」や、
ジャジーで軽快な「HOLIDAY」、シングルver.よりもヘヴィーに、
そしてハードに、デジロックっぽい「メモリーズ・カスタム」、
スピッツの美しさを凝縮したような「さらばユニヴァース」、
メランコリックで美しすぎる「ホタル」、
終わりの憂いを感じさせつつも、伸びやかで爽やかなラストナンバー「アカネ」。
などなど、表しきれない名曲群。
ロックナンバーとメロウなナンバーとの織り成しにメリハリがあり、
とても聴き応えがあり、単純に楽しめる。

シングル曲では、普遍的ながらもらしさを持ったポップなメロディと、
マサムネさんの透き通った声を聴かせ続けてくれるスピッツ。
シングル曲だけみても十分凄さを持ったバンドなんですが、
アルバムはもっと凄い。
シングルだけを聴いているのと(ベストを含みます)、
アルバムまで聴いているのとでは大違い。
スピッツの本当の魅力はアルバムにあるといってもいいです。

「名前をつけてやる」「ハチミツ」「フェイクファー」「三日月ロック」など、
数あるスピッツの名盤の中の一枚。
ロック好きには迷わず「ハヤブサ」をオススメします。

今日のオススメの一曲。
8823/スピッツ

ロッキンルーラ。 



この映像はエゾロックことRISING SUN ROCK FESTIVAL 2006での一幕。
どちらもロックと冠されるだけあって、ライブ化けしている。
その場にいた人にとっては、もっと凄みがあったんだろうけど、
やはりモーサムはライブバンドなんだなあと実感。
一度は体験してみたいなあと。

それはそうと、モーサムのアルバムが2月21日に発売されますね。
その名は「SUPER NICE」。
その「TIGER」というシングルも発売されるんですが、
おそらくこの曲も収録でしょう。
映像にある2曲目の「You are Rockn' Roll」も確実でしょう。
2007年初っ端からぶっ飛ばすようですね。

これはマスト買いですね。

今日のオススメの一曲。
You are Rockn' Roll/MO'SOME TONEBENDER

ゴー・バック・キャンディ・ハウス! 

連続の名盤発掘!
今回はThee Michelle Gun Elephantの「High Time」。

ミッシェル初期の名盤。
そして、凄さを決定付けた一枚。
ミッシェルの中では一番ガレージっぽくて、自由な感じ。
それなのに、一音一音が力強くて緊張感があって、グルーヴ感が漂ってる。
そしてなんと言ってもアベさんの必殺リフ、必殺カッティングの連発。
特に一曲目の「brand new store」のイントロは、痺れるほどカッコイイ。
高揚感と期待感を増幅させるそのサウンドには、
一音でその場の空気を変える力がある。
それに、「sweet MONACO」や、「flash silver bus」の高速カッティング。
「シャンデリア」のテクニカルなプレイ。
それらは、聴くものの耳を惹きつけ、一生離さない。
これだけに終わらずアルバム全体で、アベさんのギターが非常に良い。

当たり前なことだけれども、チバさんの声が若い。
それ故、今ほどしゃがれていない。
ガナリたてまくることでは無く、ガナリをピンポイントとして導入している。
ロックの為に生まれたようなあの声には、やはり魅了される。

以前に取り上げた「ギヤ・ブルーズ」は、男臭くて、ヒリヒリしていて、
攻撃的で、人を寄せ付けないような圧倒的なものなんですが、
この「High Time」はそれとは異なる開放的な雰囲気。
そして一曲目からラストが終わるまで流れがあり、非常にナチュラルで滑らか。
そして、「brand new store」や「flash silver bus」など、
即効性のある曲も盛りだくさん。
ルーツを感じさせながらも、それを独自に解釈し直し、らしさに変えている。
ここまできたらもう、笑うしかない。

今日のオススメの一曲。
キャンディ・ハウス (texas style)/Thee Michelle Gun Elephant

全てのクズ共の為に! 

今回の名盤発掘!はTHE BLUE HEARTSの「THE BLUE HEARTS」。

甲本ヒロトさん、真島昌利さん率いるTHE BLUE HEARTSのファースト。
まさにジャパニーズパンクの名盤に相応しい、
初期衝動ともいえる勢いとメロディアスセンス、そしてストレートな歌詞。
どの点を取ってみてもブルーハーツの魅力をギッチリ詰めたよう。
そしてヒロトさんの声とマーシーのギターも健在。
荒削りだけれども、それを補って尚余りある若さ故の力。
ベテランになってからでは出せないパワーを遺憾無く出している。
軽く聴き流していても、楽しくもあり、気持ち良い。

しかし、このアルバムはその程度で終わらすのでは勿体無い。
不器用で汚らしいくも、しっかりとした重みのある言葉をじっくり味わうべき。
それは「終わらない歌」の歌詞にあるよう、
「くそったれの世界」そして「全てのクズ共」であったり、
「リンダリンダ」での、「ドブネズミの美しさ」。
その歌詞の意味が解らないなら聴き流すだけでも充分。
しかし、それに少しでも心が動いたならば、
マイナスの自分を突き放し、心の欠けた部分を抱擁してくれる。
そんなカッコ良さと優しさを持っている。

最近、簡単に自殺を実行してしまう風潮があるけれども、
そんな人こそ、このアルバムを聴いて欲しい。
死んでそこで終わりになるくらいなら、ロック野郎になった方が良いでしょ。
今まで積み上げてきた人生をぶっ壊すなら、
命を壊すんじゃなくて、ロックで固定観念を壊そう。
そしたら、死ぬなんてことは逃げだってことに気付くだろうから。

そこまで悩んでもいない人でも、少しは悩んでいる部分があるもの。
だから実際に聴いてほしい。
きっと何かが見えてくるはず。
そしてこのアルバムにはハイロウズ、クロマニヨンズには無い、
一直線なメッセージがぎっしりと詰まっている。

今日のオススメの一曲。
リンダ リンダ/THE BLUE HEARTS

名盤発掘!本棚化。 

名盤発掘!でどんなCDを取り上げたかわかりやすくするべく、
ブクログというサービスを利用して本棚に飾ってみました。
とりあえず、名盤発掘!で取り上げたものしか並べないようにして、
随時わかりやすくなるよう工夫していきますので、
どうぞ宜しくお願いします。

とりあえずこのページですので興味がある方は。

今日のオススメのもう一曲。
浴室/椎名林檎

病! 

名盤発掘!
今回はTHE YELLOW MONKEYの「SICKS」。

イエローモンキーの中で、ベストを除くと初めて聴いたアルバム。
期待に胸踊らす中、幻想的で浮遊感のある心地の良いイントロから始まる
「RAINBOW MAN」。
まさに期待していた通りのロックがそこにはあった。
気が付けばノリノリになっている高揚感にも脱帽。
一曲目にしてすでにハイライト。
シングル曲にも勝るであろう、気合がそこには感じられた。
続くヘヴィーでありながらも、
シングル曲のような歌謡ロックを聴かす「I CAN BE SHIT, MAMA」。
薬を題材にした歌詞とゴージャスなサウンドとマッチした「楽園」。
そして、「jaguar hard pain」収録の「ROCK STAR」の
アンサーソングといわれる「TVのシンガー」。
壮大なスケールと、壮絶な展開がたまらなくカッコイイ「天国旅行」。
二人の自分が頭の中を駆け巡るかのような感覚に陥る「創生児」。
(これは是非ヘッドフォンでお聴きあれ。)
T-REX的で歌謡エッセンスのあるお得意な「HOTEL宇宙船」。
ただひたすらカッコイイ「花吹雪」。
爽やかながらも感動的で最後を飾るに相応しい
「人生の終わり(FOR GRANDMOTHER)」。

ロックアルバムとはこうあるべきみたいなものを、きっちりと抑えた流れ。
そして聴き所は全てといっても過言ではないほどの曲の豊富さ。
ノリが良い曲も多く、ロックファンの耳も納得させるでしょう。
それでいて「SICKS」という名の通り病的な間の暗感じの人く重い苦悩の叫びを、ハードなサウンドで響かすイエローモンキーらしさも健在。
サウンドは王道ロックながらも、グラマラスで妖しげ。
売り上げ、完成度共にイエローモンキー絶頂期の一枚。

今日のオススメの一曲。
RAINBOW MAN/THE YELLOW MONKEY

剛速球。 

The Rodeo Carburettorの「Black Luster Songs」という
アルバムを購入しました。

彼らは日本での知名度こそあれですが、海外でも評判が良いとのこと。
それも納得の男気ロックンロール。
雰囲気、外見はブランキー、ミッシェルが醸し出すそれそのもの。
ジャキジャキのギターと、ぶっといベース、重みのあるドラム。
ブランキー、ミッシェルファンも納得。

野太いリフ、爆音連続、次々と流れ込むスピード感。
吐き出される言葉はこれぞロックだろって感じの単語の応酬。
息を継ぐ暇もない35分。
短いようで、密度の濃さは半端ない。
まさに待ってましたの一枚。

雰囲気としては最近のモーサムをソリッドに、そしてラウドにした感じか。
モーサムのように変幻自在で、繊細な部分を持っていて、
イカレ具合が最高って感じではないけれども、
それ以上に剛速球で、ゴリゴリに力押し。
その力は容赦なし。

ロデオキャブレター、要注目です。
ブランキー、ミッシェル、モーサムなどのバンドが好きな人は是非。

今日のオススメの一曲。
Outblaze/The Rodeo Carburettor

シンメトリー。 

今日のMステに椎名林檎さんが出演していた。
演奏曲は「カリソメ乙女」。
iTunesでダウンロードして何回も聴いているこの曲。
歌詞にいまひとつわからないところがあったけれども、
それがやっとすっきりした。
このとき初めてSOIL&"PIMP"SESSIONSの演奏を観ることが出来たけれども、
結構カッコ良く、迫力がある。



そんな3年ぶりのソロ復活の林檎さんのニューアルバムが来年2月に発売。
MM、SS、KSKに続くアルバムタイトルは「平成風俗」、HH。
ソロに戻ってタイトルの刺激感もまた戻ってきました。
収録曲も発表されましたが、
事前にリリースされるシングルからだけでなく、
以前のソロの楽曲、はたまた事変の楽曲も収録される模様。
ということで実質完全に新曲なのは3曲。
でもこのアルバム自体サントラ色が強そうだし、
収録される既存曲全てにおいて映画にマッチすると判断してのことだろうから、
まとまりのある感じ、そして世界観のある一枚になるんじゃないでしょうか。
それに、「夢のあと」のようにアレンジもされているだろうから、
全くの既存曲というのは入らないでしょう。
詳しくはこちらから。
そういや、曲順も微妙にシンメトリーになってるような、なってないような。

ちなみに2007年1月17には先行シングルとして、「この世の限り」もでます。
7117。

今日のオススメの一曲。
カリソメ乙女(DEATH JAZZ ver.)/椎名林檎×SOIL&"PIMP"SESSIONS

追記:
新曲は3曲と書きましたが、どうやらそのうちの2曲はカバー曲。
しかも「花魁」は、「ミラーボール」に続きペトローズのカバーとの噂が。
そして、浮雲さんと伊澤さんも参加するとかしないとか。

くるり。 

おそばせながら、くるりの「五月の海」を聴きました。

これは新曲ながらシングルカットされるものではなく、
学生が主体となって京都の音楽を世に伝えようというコンセプトで
作られた音楽祭のオムニバスアルバム「みやこ音楽」に収録されているもの。

曲そのものは非常に爽やかで、聴いていて安らぎを感じます。
アコースティックな音色も京都の色が出ているようで良い感じ。
最近のUK色の強かったくるりというよりは、
初期を髣髴させる素朴な感じが好きです。

PVも非常に印象的。
チャリに装着したカメラから写る映像。
風と共に駆け抜ける爽快感と、背後の違和感がなんとも言えない。
たぶんあの二人は相当きつかったろうに。

ちなみにこの曲からサポートドラマーがニャッキーさんという方に変更。
「くるりのイメージクラブ」を聴く限り、いい感じの人でした。



今日のオススメの一曲。
五月の海/くるり

転がり続ける! 

名盤発掘!のコーナー。
今回はThe Rolling Stonesの「Forty Licks」というベスト盤。

これは、40周年という節目にオールタイムタイムベストとしてリリースされたもの。曲数も40曲、容量ギリギリまで入っていてまさにストーンズの究極ベスト。
とりあえずこれを聴いとけば、
ストーンズとは如何なるバンドかってのが少しはわかるんじゃないでしょうか。

実はこのCD、自分が初めて買った洋楽CDなんです。
リリース当時は確か来日公演でストーンズ自体が日本で盛り上がってた頃。
全盛期の頃を知らない自分には、なんて凄い人気なんだと思わされました。
そして、当然のごとくライブに行けるはずも無く、
流行に乗り遅れないがごとく、(といっても周りは見向きもせず)
CDで我慢するか程度にと思って買ったのがこのCD。

初めて聴いた時は、「Satisfaction」を初めとする有名曲数曲しか知らないし、
まだロック自体そんなに聴いていなかったし、正直通して聴くのが辛かった。
それ以上にあまり進んで聴こうとしなかった。

でも、高校に入ったぐらいに聴き返してみると、
以外に耳に馴染んでいたことに気付く。
もちろん、聴き返すにつれて慣れてきたというのもあるのだろうけど、
もうロックンロールというものが体に染み付いていた。
そして、その構築された音のカッコ良さに惚れた。

60年代、70年代の曲を聴いて、
古さを感じないだとか、新鮮さが未だに残っているだとかは正直口に出せない。
でも未だに最前線でロックンロールを追い求める彼らに、真新しさはいらない。
いつまでも変わらぬロックンロールを聴かせてくれさえすれば。



今日のオススメの一曲。
Street Fighting Man/The Rolling Stones

フェイク。 



ミスチルの新曲「フェイク」。
なんか久々にロックっぽい感じの曲調で、
「DISCOVERY」のシングル曲みたいなエレポップ具合になりそう。
期待大。

どろろはその昔小学校の頃図書室で読んでたけど、
結構面白かった気がするにはするんだけど、
もうほとんどストーリーは頭の中には無いや。
でも、映画は観てみたいなあ。

そういや、妻夫木さんが近くの市で映画撮影に来てたらしいけど、
その場所はよく時代劇なんかの撮影に使われるらしい。
ということは、この「どろろ」の撮影ってことで間違いない?
そのことを知ったのはその次の日。
知ってたらすぐにでも行ってたのになあ。

今日のオススメの一曲。
今宵の月のように/エレファントカシマシ

OK! 

名盤発掘!壱拾七回目。
今回はRadioheadの「OK Computer」。

このアルバムまでで、
ギターで表現できることは全てやり尽くしたといわれる彼らですが、
まさにこのアルバムでギターサウンドを極めてしまったかのよう。
特に、完璧に構築された世界観は聴くものを虜にすることは間違いないでしょう。
1曲目の「Airbag」から、レディへワールド。
美しくもあり、気だるくもあるそのメロディはまさにレディオヘッド。
2曲目の「Paranoid Android」はレディへ流プログレッシブナンバー。
流れるように次々と変わる曲調は時に激しく、時に優しい。
独特のトリップ感は最高としか言い表せない。
レディへの感動を伴う名曲が「Creep」とするなら、これは圧倒される名曲。
映画「ロミオとジュリエット」の主題歌「Exit Music (For A Film)」は、
悲愴感漂うナンバー。
メランコリックさはこのアルバムでも随一。
その後に続く「Let Down」の美しさは、全てを包むよう。
そして唯一ロックらしいロックの「Electioneering」。
ギターがギャンギャン鳴り響き、サイケデリックなノリがカッコイイです。
「No Surprises」も「Let Down」と争うほどの美しさ。
こちらには、優しさ、温もりといった感じがあり、
アルバムの中でもかなり聴き易い曲です。

全体としてギターが結構鳴っているのですが、うるさいというイメージは無く、
気だるく、鬱々とした感じ。
それでいて美しさと凄みを感じさせる曲達。

最初にギターを極めたと書きましたが、もちろんドラムもベースも凄い。
特にベースラインは、かなりうねりながら主張しています。
このアルバム以降バンドサウンドから遠ざかったレディへですが、
バンドサウンドの到達点ともいえる、90年代を代表する革命的な一枚。
取っ付きづらさはありますが、ハマルと抜け出せない世界観。

まだ聴いていない人は是非。

今日のオススメの一曲。
Paranoid Android/Radiohead

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